実践1:履歴書~すべての始まりはここから編~ 

  更新日:2016年9月1日

履歴書は、あなたのことを面接官にアピールするための最初のツールです。
あなたの情報やこれまでの学歴・職歴、持っている資格や希望などを記入します。
面接官は、履歴書や職務経歴書を見て面接するかどうかの判断をするため、
しっかりとポイントを押さえた履歴書作成を心がけましょう。

内容はもちろん大切ですが、面接官はあなたの仕事に対する心構えや気持ちもチェックしています。

【チェックされるポイント!】
・字を丁寧にはっきりと書いているか(手書きの場合)
・一般常識を理解しているか(書き方のポイントをしっかり読んでくださいね。)
・用紙が汚れていたり、使いまわされていないか

第一関門である書類審査を突破するためにも、
しっかりと時間を取ってあなたを十分にアピールできる履歴書を作成してください。

履歴書の書き方 ~左頁~

①日付
履歴書を郵送する場合は、郵送する日付を記入しましょう。
持参する場合は、持っていく日付を記入しましょう。
②名前
「ふりがな」?ひらがな 「フリガナ」?カタカナ で記入しましょう。
押印欄がある場合は、忘れずに押印しましょう。
③生年月日
和暦か西暦のどちらかで履歴書全体を統一しましょう。
和暦とは? ? 昭和○○年 ※S○○年はN.G!
西暦とは? ? 19○○年
④住所
住所は、都道府県からはじめましょう。アパートやマンション名も省略せずに記入しましょう。
⑤写真
3ヶ月以内に撮影した証明写真を使用します。(プリクラ・スナップ写真はN.G!)
服装はスーツが基本です。
裏面には氏名を書いておくと、万が一剥がれてしまった場合でも安心です。
⑥電話番号・メールアドレス
《電話》自宅か携帯電話のどちらかひとつは記入しましょう。自宅の場合は、市外局番から忘れずに記入しましょう。
《メールアドレス》会社や普段使用していないメールアドレスは避け、個人用のよく使うアドレスを記入しましょう。
※就職活動中は、いつ連絡があるか分からないのでこまめにチェックするようにしましょう。

⑦学歴・職歴

※あなたのことを知るための重要な情報です。虚偽記載は厳禁。事実のみを記載しましょう!
《学歴》
1行目の中央に「学歴」と記入しましょう。
小学校、中学校、高校、大学等どの時点からでも記入可能ですが、
小中学校を記入する場合は卒業年度のみの記入で構いません。
また、学校名は省略せずに記入しましょう。(?高校?○高等学校)
高校、専門学校、短大、大学の場合は、学部、学科、専攻名まで記入しましょう。

《職歴》
学歴の最終行から一行あけ、中央に「職歴」と記入しましょう。
これまでに入社した会社をすべて時系列順に記入していきます。
退社時には退社理由も一緒に記入します。(例:一身上の都合により退社、出産のため退社 など)
最終行の次の行に「以上」と記入しましょう。

履歴書の書き方 ~右頁~

⑧免許・資格
取得した順に持っている免許や資格をすべて記入しましょう。
その際、略さずに正式名称を記入します。
もし、現在取得のため勉強中の資格があれば、その旨も記入すると良いでしょう。
⑨自己PR
自分自身のこれまでの実績やアピールしたい能力、仕事に対する思い、などを記入しましょう。
⑩志望動機
なぜこの会社を選んだのか、どこに惹かれたのか、自分がどのように役に立てるのか(会社に貢献できるのか)、などを記入しましょう。
その際、記入例や参考例から引用するのではなく、自分自身の言葉で具体的に表現するようにしましょう。
⑪本人希望記入欄(備考など)
通常は、「すべて貴社の規定に従います。」や「貴社の規定でお願いいたします。」などと記入します。
ただし、希望職種や希望勤務地等があれば記入しても構いません。
その他、希望する連絡曜日や時間帯、方法(例:携帯電話への連絡を希望する場合)などあれば記入しておくと良いでしょう。

【履歴書の書き方Q&A】

◆履歴書はどれも同じですか?
大卒等の学卒者用や学生バイト用など様々な様式の履歴書があります。
あなたに合った使いやすい様式を選ぶよう内容を見比べて使用しましょう。
◆筆記用具は何を使えば良いですか?
黒色のボールペンや万年筆等を使いましょう。鉛筆や色付きのボールペンはN.Gです。
◆間違えたら修正液で消しても良いですよね?
間違えた場合は、最初から書き直しましょう。修正は厳禁だと覚えておいてくださいね。
◆以前不採用になった会社の履歴書があるので使いまわしても大丈夫でしょうか?
履歴書の使い回しやコピーを使用していると、面接官はすぐに分かります。
応募企業からの印象は悪くなりますのでやめましょう。
◆パソコンで作成した履歴書を使用しても良いですか?
最近はパソコンでの履歴書を使う方が増えてきました。
応募する企業によって重視するものが変わってきますので、ご自分のアピールになる方または書きやすい方を使われると良いでしょう。
「内容の方が大切」という採用担当者が大多数を占めています。
◆学校名など同じことを何度も書くのは手間なので、省略しても良いですか?
履歴書には「同上」や「〃」などを使用せず、面倒でも正式名で省略せずに記入しましょう。
◆写真は帽子をかぶっているものでも良いですか?
履歴書の写真には、正面・無帽のもので3ヶ月以内に撮影した写真を使いましょう。
(プリクラ、スナップ写真はN.Gです。)
◆『パートで応募するのですが、スーツで写真を撮らなければいけませんか?』 
スーツが無難ですが、それ以外の服装で撮影する場合は、襟付きのシャツを着るなど清潔感のある社会人として恥ずかしくない服装をされると良いでしょう。
証明写真機で撮影される場合、膝の上に白いハンカチを置いて撮影すると、光の反射により顔が明るく映るのでオススメです。
◆『ハローワークで職業訓練を受講しました。記入しても良いですか?』(40歳 女性) 
職業訓練を受講した場合も、記入して構いません。その際、訓練した「学科」も記入しておきましょう。
◆『大学受験に失敗し、1年間予備校に通いましたが記入すべきでしょうか?』(38歳 男性) 
大学受験時に浪人し予備校に通っていた場合等は記入しなくてもかまいません。
◆『これまでにパートの経験しかありません。パートでも職歴になるのでしょうか?』(44歳、女性) 
アルバイトやバイトでもアピールできるようなポイントや経験があれば記入しましょう。
(パートリーダーとして皆をまとめた、無遅刻無欠席で勤めあげた、など。)
◆『今まで働いたことがありません。職歴欄は空白でも良いのですか?』(50歳、女性) 
特に職歴がない場合は、「なし」と記入します。
その際、自己PR欄などでこれまでの人生で身につけた仕事に活かせる経験ややる気をアピールしても良いですね。

いかがでしたか? 履歴書はあなたを紹介するための重要な書類です。
・丁寧にはっきりとした字で
・誤字脱字や空欄、記載漏れのないように
面接官になった気持ちでもう一度チェックしてみましょう。



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